この記事で分かること

  • 家計の見直しを、何から・どの順番で進めると効率的かという基本的な考え方
  • 「固定費」から先に見直すことがすすめられる理由
  • 通信費・サブスク/キャッシュレスの、各分野の見直し記事への入口

家計の見直しは、まず「支出の全体像」を知ることから

家計を見直そうと思っても、何から手をつければよいか分かりにくいものです。まずおすすめしたいのは、家計簿アプリや通帳・クレジットカードの明細などで、直近1〜2カ月にどんな支出があったかをざっと洗い出してみることです。細かく分類する必要はなく、「毎月ほぼ同じ金額が出ていく支出(固定費)」と「月によって変動する支出(変動費)」に大まかに分けるだけでも、見直しの手がかりになります。

総務省統計局が実施している「家計調査」でも、通信費や保険料、光熱費といった項目は、世帯の消費支出を構成する主要な項目の一つとして継続的に調査・公表されています。こうした公的な統計からも、固定費が家計に占める割合が小さくないことがうかがえます(具体的な金額・割合は年や世帯構成によって変動するため、最新の数値が必要な場合は総務省統計局の公表資料をご確認ください)。

なぜ「固定費」から見直すのがすすめられるのか

固定費の見直しには、変動費の見直し(外食を減らす、買い物を我慢する等)と比べて、次のような特徴があります。

  • 一度見直せば、効果が翌月以降も続きやすい:通信プランの変更や不要なサブスクリプションの解約は、一度手続きをすれば、その後は特別な意識をしなくても支出が抑えられた状態が続きます。
  • 日々の我慢を必要としにくい:外食や趣味への支出を切り詰める見直しは、続けるのに意志の力が必要になりがちです。一方、固定費の見直しは「契約内容を変える」という一度きりの作業が中心になります。
  • 比較・検討がしやすい:通信費やサブスクリプションなどは、公式サイト等で条件を比較検討しやすい分野です。何を基準に比較すればよいかさえ分かれば、進めやすい見直しといえます。

もちろん、固定費の見直しだけで家計のすべてが改善するわけではありません。あくまで「取り組みやすく、効果が続きやすい」という観点から、最初の一歩として固定費に注目することをおすすめしています。

見直しの進め方(基本の3ステップ)

ステップ1:今の固定費を洗い出す

通信費(スマートフォン・インターネット回線)、サブスクリプション(動画・音楽配信、各種会員サービス等)など、毎月ほぼ決まった金額が出ていく支出を一覧にしてみます。契約している内容を正確に把握できていない場合は、契約時の書類やマイページ、請求明細で確認しておくと、この後の比較がしやすくなります。

ステップ2:それぞれの分野で「見直す余地があるか」を確認する

洗い出した固定費について、今の使い方に見合った契約内容になっているかを確認します。たとえば、契約しているデータ容量に対して実際の利用量が大きく下回っている、加入していることを忘れているサブスクリプションがある、といったケースは見直しの余地がある典型例です。分野ごとの具体的な比較の視点は、以下の各記事で解説しています。

ステップ3:無理のない範囲で、ひとつずつ手続きする

すべてを一度に見直そうとすると負担が大きくなりがちです。まずは影響が大きそう、あるいは手続きが簡単そうな一つの分野から始めることをおすすめします。契約変更や解約の際は、違約金や契約期間の縛りの有無を必ず事前に確認してください。

分野別に見直し方を確認する

固定費の見直しは、分野によって比較すべきポイントが異なります。それぞれの考え方は、以下のカテゴリで詳しく解説しています。